今回の話は枕に関する専門サイトを運営している私としてはかなり恥ずかしいくらいの内容なんですが、自戒をこめ、さらには同じような境遇の方も中にはいらっしゃるかもと思い執筆を決めました。

ひとつの体験談としてどうかお付き合いください。

背景

私がこのサイトでも特に枕の高さについて詳しく解説しがちな理由としては、この記事で言っているような肩こりに直接繋がる原因であるということはもちろん、私自身の枕諸々を好きになるきっかけが「枕の高さというものに興味を持ったから」、ということがあります。

枕の高さひとつで睡眠時の快適度が驚くほど変わることを実感し、そして驚き、それが肩こりの改善に直接繋がっていると知ったからこそ「枕って奥が深いな」と思ったのです。

というわけで枕の高さについてはかなりよく分かっていたつもりでした。

実際は…

しかしこのサイトで話しているような内容とは裏腹に、私は「自身の寝心地の好み」としてかなり高めの設定をしていました。

ここまでひどくはないんですが、例えば一例としてこんな感じ。

気に入った枕の高さが足りないときは、下にも枕を置いて高さを上げよう

これは気に入った枕の高さが低いなら自分でかさ増しすればOKということを伝えたい記事で使った写真ですが、イメージ的にはこんなようなことを好きな枕でとっかえひっかえしていました。

実際にはこういった調整をしていても手前がいい感じに沈んでくれて、首周りの無駄な隙間が埋まるのはもちろん、私は首が長いので肩がかなりリラックスできるのが好きなポイントでした。

肩や首はどうだったのか?

当然肩も楽であれば首も楽で、格好的には

pillow-too-high

こういう路線のことをやっているわけですが、実際には首はかなり楽で、現に痛みやこりも発生していませんでした。

「自分はこういうスタイルが一番負荷やストレスなく寝られる姿勢なんだろう」

と思っていたんです。この考えは間違っていましたが。

もちろん翌朝の起床時に肩こりもなく、首周りが固まっていたり背中にハリがあったりということもありませんでした。上に乗せる枕はこのサイトで紹介しているような良いものを基本的に使っているというのもあったからでしょう。

しかし問題は別のところで発生していました。

ふとあるときから起きた後に腰が痛いことに気付き始めた

このスタイル自体はかなり長い間貫いてきたのですが、ここ数ヶ月の間で、ふと「起きた後に腰が痛い」「伸ばしたいけど伸ばせない感じ」などなど、腰に異常を感じるようになってきていたんです。

幸い腰痛は今までに全く経験がないゆえに全くのド素人で、「腰の痛みはマットレスのせい」などと思いまず最初に考えた対策が「腰のまわりの無駄な隙間を埋めること」でした。枕においての首への考え方と同じアプローチですね。

back-towel-for-backache

よくある腰の下にタオルを敷くというやつです。

bad-mattress-exmaple-too-hard

こうなってしまう状態を防ぐわけですね(この図では背中が浮いていますが、私の場合は腰が浮いていました)。

そしてこれ自体は正解でした。ここにタオルを敷くようにしてから起床時の腰の痛みは格段に改善されたんです。しかし同時に、仰向けになったときにタオルがない状態では露骨に痛いことも認めざるを得なくなっていました。

「私はタオルがないと腰を痛めずに寝られないのか…?」

「これはもう骨格的に仕方がないことなんじゃないのか…?」

などと色々不安になり始めていたとき、些細なきっかけで救われました。

友人におすすめされた枕を試しに一晩使ってみた

私が枕に詳しいことはそれなりに周りに認知されていて、そんな中逆に私におすすめしてくる人もおりました。

というわけで「これいいよ!」と紹介してもらったものがありまして、せっかくなので実際に買って使ってみることにしたんです。

ちなみにその枕自体はこれです。

私も知りませんでしたが、ネットではそれなりに有名なのでしょうか?
※後日楽天のランキングを見てみたらかなり上の方に存在確認できました。

全く知らない枕を新規に試すのは久しぶりでなんだかワクワクしてしまい、その夜は完全にその枕だけを置いて寝てみたんです。つまり高さのかさ増しなどはしていない状態です。

最初の感想は、やっぱり高さが物足りなく感じるものの、「意外とこれもいいな」という感じ。枕自体がかなり寝心地が良かったためすんなり眠りにつけました。

そして翌朝…。

なんと腰が痛くないではありませんか!!

これは衝撃でした。相当驚きました。

実際には目が覚めた一瞬で状況を理解し、枕の必要以上な高さは腰痛を生むということを文字通り痛いほど思い知らされたのです。

枕に対する意識が強いせいでどうしても首と肩ばっかりに目が行きがちで、実際にそこだけで見たら不都合が起きていなかったので発見にかなり時間を要してしまいましたが、結論としては枕によって腰痛さえも生み得るということです。

考えてみれば自然な気もします。

too-high-pillow-example

このように首の裏筋が張った状態では、それに繋がる腰のあたりまで刺激がいっていそうな気はたしかにしますよね(でも実際には背中のハリなどもなかったので今回は難しかったです)。

私は今まで「枕は腰とは直接関連がない」と思っていた節がありましたが、それは明らかな間違いだったことが自分自身によって証明できました。たしかに本当の腰痛自体は柔らかすぎるマットレスなどによって起こることがほとんどのようではありますが、首(特に頚椎)へのダメージはやはり身体中に影響を与えるというのは侮れない事実ですね。

いやはやしかし、枕だけで肩こりも首の痛みも、そして腰痛までも左右してしまうとはなんとも末恐ろしいことですね…。

まとめ

それからというもの、このサイトで紹介しているような各種おすすめの枕をどれも単品で使ってみるようにしたらなんともまあどれも素晴らしい枕なこと。笑

高めが好みだと思っていたのも完全に思い過ごしな気さえして(実際にはまだ好きなんですが)、今では普通の平均的な高さで寝ることに完全に慣れ戻ることができました。それ以降例の腰痛にも悩まされていません。

なかなか珍しい状態というか環境というか状況だとは思いますが、もし起床時の腰の痛みで困っている方がおられましたら、まずは枕の高さを下げてみるというアプローチを試してみるべきかもしれません。